オランダ家では、 創業時より脈々と受け継がれている精神
「本物のおいしさをお届けしたい」を大切に、 地元千葉の素晴らしい素材他、
選りすぐりの素材を使って、 安心・安全なお菓子を作り続けています。
東京都と隣り合い、県北西部に人口が集中する千葉県は、全国6位の人口を誇る県ですが、温暖な気候と肥沃な土地に育まれ、農業産出額が全国4位(令和3年調べ)という、
国内でもトップクラスの“農業県”でもあります。
生産高全国一を誇る落花生や梨以外にも、だいこん、かぶ、にんじん、ねぎ、スイカなど、多くの作物がトップクラスの生産高を誇ります。その中で、オランダ家では「落花生」「さつま芋」など、地元千葉で採れた作物を多く使用しています。
楽花生パイ、楽花生最中、
楽花生ダックワーズ、
千の葉パイ
おいも先生、
紅あずまの焼き芋パイ
季節の実りパイ~いちご~、
苺ミルフィーユサンド
南房総レモンのケーキ
その他、季節ごとのケーキにも、
苺、メロン、梨、いちじくなど
多くの千葉県産素材を使用しています。
国内の落花生流通量は、全体の9割が外国産で、国内産は約1割程度となっています。国内産の約8割が千葉県で生産されており、畑でゆっくりと自然乾燥された千葉県産落花生は、味の良さで消費者の強い支持を得ています。
オランダ家では、高級品種「千葉半立」と、あっさりとした甘みが特徴の「ナカテユタカ」を使用しています。
一般にパイ生地はバター、小麦粉、水、そして少量の塩から出来ていますが、当社の場合は、水を除いてバターと小麦粉の割合が1:1です。したがって、パイのおいしさはバターで決まるといっても過言ではありません。オランダ家のパイ生地には、世界有数の酪農王国オランダの発酵バターを選びました。ミルクからバターを作る過程の中で乳酸発酵をさせて作る発酵バターは、芳醇な風味と濃厚な味わいが特長です。発酵バターは、乳製品文化の歴史と伝統が違うヨーロッパならではのもので、日本やアメリカ、オセアニア等では、ほとんど発酵させていないバターが主流です。
ヨーロッパでは、夏季の原乳で作った夏バターと、冬季の原乳で作った冬バターとは性質が大きく違うため、作り分けています。青草が主な餌になる夏の原乳で作られた夏バターは、柔らかくて溶けやすくカロチンを多く含んでいるため、黄色みを帯びています。味は複雑で奥行きのある味わいがします。また、干草が主な餌になる冬の原乳から作られた冬バターは、溶けにくく硬めで、色は白色です。味はプレーンでピュアな味わいがします。
そのまま食べておいしいことはもちろん大切ですが、パイに使う場合は、バターを生地に折り込んでゆくため、その段階で溶けたり生地に混ざってしまっては良くないのです。生地とバターがしっかりと層になっているからこそ、折パイの独特な食感とおいしさが生まれるのです。
当社のお菓子について賞味期限が短いとご指摘を受ける場合もございますが、その1番の理由は、保存料などを必要以上使用していないこと。
保存料などを使って商品の日持ちを長くするのではなく、あくまでも味にこだわったお菓子作りを目指しています。
2番目の理由は、糖度を必要以上に上げないこと。
砂糖の量を増やせば、それだけ日持ちも長くなりますが、原材料の風味が損なわれてしまうので、一番おいしい甘さに抑えています。
そのために、どうしても賞味期限が短くなってしまいます。
おいしさにこだわった適切な日持ちですので、どうぞご理解ください。